クリスマスと誕生日
大人になった今でもそうですが、子供の頃は特にクリスマスが楽しみでした。
近所の公民館で毎年開かれていた町内会主催のクリスマスパーティーも楽しみの1つでした。
参加していた子供はみんな大喜びだったのですが、私より年下の男の子1人だけはあまり楽しそうではありませんでした。
周りは楽しんでいるのに1人だけつまらなさそうなオーラを放っていたのが当時の私には腹立たしかったのですが、後から理由を知った時はちょっと同情してしまいました。
その男の子はクリスマスの翌日である12月26日が誕生日で、毎年クリスマスと誕生日がまとめられるのが不満だったそうです。
大人になった今では「クリスマスと誕生日を別々にしなければならないのは大変」という親御さんの気持ちもわかるのですが、幼い子供にとっては不満しかなかったのも理解できます。
世の中にはクリスマスと誕生日をまとめられている子供がたくさんいるでしょうし、満足している子供も同じくたくさんいるでしょう。
しかし、すべての子供がそれで満足できるとは限りませんよね。
親の苦労もありますが、やはりクリスマスと誕生日は別物です。
クリスマスはクリスマスで楽しみ、誕生日はその子が生まれてきた事をお祝いする日です。
将来、クリスマスと近い日に子供が生まれたら、クリスマスとまとめるのではなく誕生日もお祝いしてあげたいです。
しかし、大人目線としては連日ごちそうやケーキを用意するのは無理があるので、日付は調節すると思われますが……。